舞城王太郎の小説を読んでいる。
一応、ミステリーという括りに入るジャンルらしいのだけど、
謎解きがなくても十分楽しめる。


普通ミステリーというと、トリックという骨部分がまずあって
それを前提として人物や背景を肉付けしていって面白くしたもの
っていう感じがするものが多いけど、舞城の場合は逆。
小説があって、そのなかに推理部分も含ませてみたって感じで、
読みやすい。


主人公が語る感じで書かれているんだけど、その口調がまた
暴力的で、イメージとしてはホリOが話す雰囲気ととかなり
かぶる。
結構長い物語なんだけど速度のある文体で、とっとことっとこ
読めてしまうので、なかなか読み止まれない。
そんなこんなで夜更かしし、夕方の6時に起きた。