>>フロム沖縄ファイナル

福岡に帰る日。ここ数日間の疲れが溜まっていたようで、遅く起きる。
宿近くのおしゃれ食堂にて、グルクンの唐揚げランチを取ったあとに、
土産物を買い漁りに大通りへ。
実家への「もずくスープ」などを購入、友達と呑む為に泡盛を購入しようと
試飲しまくり、ほろよい加減で4合瓶を購入し、モノレールで那覇空港
到着したのが、離陸の40分前。
余裕顔でチケットカウンターにて搭乗手続きをしながら、ふと気付いた。


泡盛がないよ。
モノレールの切符買うときまでは確かに持ってた、泡盛(ともずく)の入った
紙袋が、ないよ。
ほろ酔っていたために、何処かに忘れて来たんだろうか、あたしとしたことが!
と、表情に出さずとも心の中ではちょっと焦ってしまい、すぐさま
モノレール会社に連絡したところ、乗った駅のホームだかに忘れていて、
運良く預かって頂いているという。
とりあえず一安心して、「今から届けて貰えますか」と尋ねると、
「今から届けるとなると、25分後くらいに那覇空港駅に届きます」
と言われた。その時間はちょうど出発時刻です。
残念ながらそれでは間に合わないので、図々しくも着払いで郵送してもらう
ことにした。
しかも、その荷物が届くころ、あたしはしばらく家を留守にしている予定なので
実家宛に。
実家にとってみりゃ、頼みもしない土産を、なぜ着払いで受けとらねば
ならんのか、全く理不尽な話でしょう。でもまあ、とりあえず解決。
しかし、もずくはまだしも、2日後に会う友人達と一緒に呑むのを
楽しみにしていた泡盛までが実家に送られてしまうってことで、ここは
奮発して新しい泡盛を買い直そうと決心。
実家に送られてしまった泡盛は父に差し上げることにして。
空港の土産物屋で、また泡盛を物色し直す。
さらに試飲を重ねて思考回路の緩んだ頭で、悩みに悩んで一本を購入する。
支払いを済ませ、包装してもらっている間に、ふと時計を見てみると、


なんと出発の5分前。
うっわーやっばー!と、さすがに焦って、のんきに酒を包む店員を急かし、
走って手荷物検査場に到着、この時点ですでに出発2分前ではないですか。
そこで待ち構えていた、アロハ着たJAL職員が血相を変えて
「○○さんですか!?」と叫ぶ。
「は、はい、すんません、すんません!」と、あたふたしながらたくさんの
荷物を半泣きでベルトコンベアにのせていく26才なりたての女。

無事に検査が終わったのを確認した途端、猛ダッシュで走り出すアロハ職員。
「お客様も走って下さい!!時間ないんで!!」
「は、はい、ほんとすんません!!」 トホホ・・・。
「搭乗口、分かりにくかったですか?!」
「は、はい、迷っちゃって、、」 いやぁー泡盛呑んでたんだけどぉ、って言えるか。
そんなこんなで、一番遠いゲートまでとにかく走り、飛行機に乗り込んだ時には結局
定刻を過ぎていました。
酒の入った状態でダッシュして、席に着いた頃には頭が痛い。
あーー、調子に乗って泡盛試飲してほろ酔ったりするんじゃなかったよ。
おかげで土産は忘れるし、危うく飛行機乗ることすらも忘れるとこだった。


とりあえず、なんとか無事に家に着いたわけですが、最後の最後まで、
元来の要領の悪さと計画性の無さを大発揮。
やっぱりね。