昨日の文に引き続いて更に言わせていただく!
「私(俺)は不器用な人間だから、2つの事を同時にはできない・・・」などと
自分のことを称する人は、多くの場合、実は器用で計算高い人である、というのが
私の持論。
本当に不器用な人は、自分のことを「不器用だ」と言わないと思う。
あるいは、「不器用だ」なんて思ってさえいないかもしれない。


確かに、「2つのことを同時にはできない」人って世の中にはいると思うし、
私だって多くの場合に当てはまる。
というか、世の中の大半の人はそうだろう。
それなのに、自分が「不器用だ」とわざわざアピールする行為、私に言わせれば、
「大人になっても、未だに子供時代の心を残した私、大人になりきれない、この
腐った社会なんかに器用に順応できない、他の人達みたいに染まれない特別な存在の
こんな私、どう?Do?」
と言っているように聞こえる(言い過ぎ?)。
もしくは、「不器用な私って、周りからいじられる可愛い存在で、ちょっとオイシイ」
って思ってるとか。


本当に不器用な時期=子供時代を過ごしている、当の子供達は、自分のことを
「不器用だ」なんて言わないと思うし。
曲がりなりにも自分のことを客観視できている時点で、もう立派に器用ですよー、みなさん。


あ、でも健さん高倉健さんは自称しても良いです。
こんなひねくれ屋の私にさえ「この人本当に不器用なんやろうなぁ」と思わせるオーラがあるわ。