>>Hello Asia - HONG KONG 3

pampi2004-12-24

さてと、なんとなく気分が戻ったし、いつまでも高級ホテルにいる訳にもいかないので、
早起きして、荷物をホテルに置いたまま、散歩がてらに、尖沙咀という九龍地区の繁華街に
向かい、今夜からの安い宿を探す。


これまた高級ホテルハイアットの真ん前にそびえ立つ、有名な安宿雑居ビル重慶大厦へ。
このビルには、個人経営の安宿が所狭しと入居している。
う、噂には聞いていたけど、本当に治安悪そう。。。(というか、実際ここに滞在中に3回くらい
警察に連行される輩を目撃したんだけど)
入り口付近にたむろする、中東系、インド系、アフリカ系の黒い人たち。
お、黄色人種が見当たりません。
建物の中に入って、上階へ向かう小さく暗いエレベーターに乗り込んだは良いが、背も割腹もある
黒人の男性方に、ぎゅうぎゅうに周りを囲まれ、本当に生きた心地がしなかった。
しかも上がる途中でエレベーターの扉が開く度に、各階に恐そうなお兄さんが待っていて、
エレベーターの中の人たちに何やら怪し気な袋を手渡す。無言で。
いや別に何か恐い目にあった訳でも何でもないのですが、精神的に圧死するかと。。。


適当にエレベーターを降りた7階で、適当に宿を決める。
宿の名前は「第一招待所」。他にも7階だけで4つくらい安宿が入っていた。
まるで独房みたいな超狭い部屋だけど、この頃ともなれば、なぜか高級ホテルよりも安宿の方が
気分が落ち着くくらいになっているのよ不思議と。


午後は、スターフェリーという船で香港島に渡り、適当に観光。
ヒルサイドエスカレーターを昇ってみる。
これは、山の上部にある高級住宅街と下界とをつないでいる、世界一長いエスカレーターで、
映画「恋する惑星」に出てくることで有名。
台北で知り合った香港娘のウェンに「香港に行ったらヒルサイド〜に昇ってみたい」と言ったところ、
「ただ長いエスカレーターなだけよ」を言われたが、本当にそうでした。
でも気分は勝手にフェイウォン。


香港と言えば夜景!ってことで、夜は一人で山頂に夜景を見に行く。
ちなみに奇しくも今日はクリスマスイブなので、あっちらこっちらにカップカップル。
せめて友人連れか家族連れで、こんな日にわざわざ一人で夜景を見にきている若い女性なんて
他には本当に1人もいませんでした。
クリスマスとあって、夜景にも気合いが入っている。
確かに夜景はとても綺麗なんだけど、ビルに描かれるサンタやツリーを見ても ひとり。
山頂にある、夜景の見えるカフェでも ひとり。
26歳独身女性 ひとり。


ああ一人で見る夜景って、こんなにも面白くないものなのね、という発見をした。
恋に恋してこそ、夜景が生きるってもんだ。
つ、つまんねーーー!!