吉野家などの牛丼が販売休止してから、早いもので1年以上も経つのですね。


あの頃は「牛丼がなくなるなんて、財布が厳しい!」と悲痛そうな表情のサラリーマンや「家計に響きます!」
などと訴える主婦、どうみても服やバッグに牛丼の値段の何十倍ものお金をかけてそうなドラ息子ドラ娘達の、
販売休止ブームに乗じた「いやぁ〜、正直困るっスよ〜」などという調子の良い適当なコメントがワイドショーを
飾っていたものです。
しかも、都心で行われた街頭インタビューが全国放送されていたため、「牛丼がなくなるのって本当に困る!
ような気がする」という風にマスコミによって日本全体が盛り上げさせられていたような気がする。
そんな映像を見るたびに、「そんなに切実か?そもそもそんな頻繁に食うか、牛丼?大げさな。」と冷めた目で傍観し、
牛丼が街から消えることにも私はさほど関心がなかった。
ところがやっぱり東京の友達の所に遊びに行って思うのは、物価の高さ、特にランチとか1000円あたりまえ、
しかも美味しくなかったり、という現実があるってことで、そう考えるとやはり、先のサラリーマンや主婦達の
叫びもあながち大げさなものではなかったのね・・・。


ということを、地元のトンカツ屋さんのメニューに載っていた「ランチ480円」ってのを見て少し思った。